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退院後の住まいを探すには?

退院後のアパートを探しています。生活保護を受けるのですが、どのように探したらよいでしょうか。

まず、どの地域で生活するのかを決めたほうがいいでしょう。デイケアや通院に便利な場所か、コンビニや風呂屋が近くにあるなど退院後の生活の利便性を優先するのかを考えておきます。
住居は不動産屋で探すことになりますが、病気のことを隠すか隠さないかをあらかじめ決めておいたほうがよいかもしれません。不動産屋のなかには精神病について偏見をもっている業者もおり、いろいろな理由をつけて不動産の紹介を拒否されることがあるかもしれません。けれどもあきらめず、根気強くあたってみてください。病院のケースワーカーが退院患者を受け入れてくれるような大家さんや不動産屋さんを知っていれば、そのつてで探すのもひとつの方法でしょう。
アパートの家賃については、生活保護の住宅扶助に一定限度がありますので、事前にどれくらいが限度になるか生活保護担当者に聞いておきましょう。アパートが決まり、賃貸借契約を結ぶ際には敷金などを支払わなければなりません。また、引っ越し代や家具・食器代などもかかりますが、これらも生活保護から支給されますので、生活保護担当者にあらかじめ相談してください。