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わが子を「問題児」扱いする担任

5月の家庭訪問の際、担任から「娘さん(小学2年生)には問題行動があけます」と指摘されました。子どもや親と出会ってひと月という段階で「問題児」扱いすることが許せません。その後の懇談の席上で「事実無根の内容であり、子どもをみる視点を変えてほしい」と要望しましたが、担任はさらに「親子ともども問題がある」と言い出し、関係がこじれてしまいました。
公の機関に相談したことから校長・教頭からは謝罪の言葉も出ました。けれど担任との話し合いはもたれておらず、関係はこじれたままです。担任が決めつけていることについても、事実関係の調査を依頼したにもかかわらず連絡はありません。担任への対応に納得いかず、これからどうすればいいのか悩んでいます。

担任との人間関係を築こうという矢先に「問題がある」と決めつけられるのはショックですね。時間をかけて子どもを見てほしいと思われるのはもっともです。校長・教頭との話し合いでは、謝罪があったとのこと。校長・教頭の謝罪は「学校としての謝罪」を意味しますから、それが担任に通じていないのは問題です。まして担任と子ども・保護者との関係修復ができていないのですから、謝罪も無意味になってしまっています。
今後の対応ですが、校長・教頭だけでなく、担任が同席のうえでの話し合いを申し入れてみてはいかがでしょう。第三者に同席してもらうのもいいかもしれません。クラスの学級委員やPTA会長など、同じ保護者の立場で考えてくれる人がいいでしょう。