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【東京新聞】社説:3・11から9年 千年先の郷土を守る

2020/03/11


牡鹿半島の付け根に位置する宮城県女川町は、東北電力女川原発のある町です。

リアス海岸の岬を巡るとあちこちで、高さ二メートル、幅一メートルほどの平たい石碑に出合います。「女川いのちの石碑」です。

建てているのは、女川中学校卒業生の有志でつくる「女川1000年後のいのちを守る会」。今月一日、十八基目ができました。

あの日女川町は、最大一四・八メートルの津波に襲われました。

人口約一万人のうち、死者・行方不明者は八百二十七人に上り、全住宅の九割に当たる約三千九百棟が被害に遭いました。

東日本大震災の被災市町村の中で、最も被災率の高かった町だと言われています。

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東京新聞