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【日本版uDiscover】プロテスト・ソング特集:人種差別や抑圧、偏見に立ち向かい、不正の告発や反戦のために歌われた歌の歴史とは?

2020/06/03


“I thought that if you had an acoustic guitar,
Then it meant that you were a protest singer”
“アコースティック・ギターを手にしてる者は、
プロテスト・ソング歌手なのだと思ってた”

とモリッシーが歌っていたのは、ザ・スミスの曲「Shakespeare’s Sister」だ。この曲が発表された1985年当時、それはさほど珍しい観点ではなかったかもしれない。プロテスト・シンガーといえばアコギを爪弾くフォーク歌手のことを指すというのは、長い年月をかけ、ポピュラー・カルチャーの中で強固な概念となっていた。その起源は、ボブ・ディランが「The Times They Are A-Changin’(邦題:時代は変わる)」を始めとする数々の曲を大衆に届け、その後、彼の真似をした歌い手が数え切れないほど誕生し、道義的正しさについて自らの曲を通じて声を上げるようになった、1960年代に遡る。

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