【毎日新聞】「入院40年で人生奪われた」 国賠提訴の原告が主張する精神医療政策の誤りとは
2020/12/16
「法廷でうまく話せるかな。でも裁判、頑張らないと」
国を相手取った訴訟の開始を待つ人がいる。統合失調症と診断され、福島県など各地の精神科病院で合わせて約40年の長期入院生活を送った群馬県太田市の伊藤時男さん（69）。国が時代遅れの隔離収容政策を改めず、地域で暮らす自由を奪われたとして、今年9月、3300万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。訴訟の背景にある国の精神医療政策とは、どのようなものなのか。【道下寛子/特別報道部】
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