【東京新聞】苦闘の歴史が失われていいのか ハンセン病への差別と隔離を象徴する遺物の解体が進む...入所者の願いは
2025/05/09
差別や偏見との闘い、苦難を、後世にどう伝え残すか...。国立ハンセン病療養所の多磨全生園(東京都東村山市)で、強制隔離などの歴史を伝える貴重な建造物などの保存が課題となっている。3月には市や自治会が将来構想を発表し、国も検討を続ける。園で暮らす元患者85人の平均年齢は88.7歳。近い将来、入所者がいなくなり、園が療養所の役割を終えるのを見据え、元患者らは「差別の歴史が忘れられないように」と願う。(岡本太)
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