【沖縄タイムス】「戦嫌い」を貫いた祖父がなぜ 妻子に暴力、孫にも影響 心を壊した沖縄戦体験とは
2025/06/24
[鉄の暴風吹かせない 戦後80年]
[悲しや沖縄 戦争と心の傷](1) 第1部 連なる記憶 幸喜家(1)
〈人々から非難されようとも、自己に忠実に生きようとした祖父の不屈の精神に、心から拍手を送りたい〉
沖縄市の幸喜愛(かなし)さん(58)は、高校時代に出場した全国弁論大会で、故・祖父松福(まつふく)さんの反戦平和への思いを発表し、最優秀賞に輝いた。
徴兵検査から逃れるため自身の指を切り落とした。沖縄が戦時体制一色に染まっていく中、「非国民」とさげすまれながらも、徴用作業を拒んで「戦嫌い」を貫いた-。
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