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アンコンシャス・バイアスとは

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2020/04/17
アンコンシャス・バイアスとは


5.ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)にむけて

(1)違いに対して寛容であること

これまで述べてきたように、無意識の思い込みを払しょくするには、自らの言動を意識的に見直していくことが大切です。そして、皆さんご自身が当たり前と思っていることが、必ずしも世の中の当たり前ではないかもしれない、ということを忘れてはいけません。自身のバイアスについて無関心・無自覚であっては、まわりとの考え方の違いが理解できず、相手に対して自ら距離を置いてしまったり、無意識の決めつけや思い込み、偏ったモノの見方などによって、信頼関係まで崩れてしまうことにもなりかねません。

 

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アンコンシャス・バイアスはさまざまな場面で存在します。それは、職場や地域コミュニティの場においても同様です。いつまでも古い慣習や経験にこだわっていては、思考パターンが固まってしまい、それが妨げとなって新しいアイデアや発想の入り込む隙間がなくなってしまうこともあります。自分自身に、あるいは社会生活の場において、バイアスや偏見が存在することを認識したうえで、まわりの意見に耳を傾け、物事を多方面から見る習慣を身につけることが必要といえるでしょう。

 

そのことによって、違った価値観をもつ人の意見に対しても、頭から否定するような事もなくなり、新たな価値を創造したり、社会に変化をもたらすようなイノベーションが生まれ、人びとが、あるいは組織や社会全体が、いきいきと幸せに輝く社会に向かって進んでいく。それがダイバーシティ&インクルージョンではないでしょうか。

(2)全員が活躍できる社会へ

ダイバーシティ(多様性)&インクルージョン(異なる価値観や能力を活かしあう)とは、一人ひとりが異なる存在として受け入れられ、全体を構成する大切な一人として、その違いが活かされることをいいます。

ダイバーシティ&インクルージョンの考え方が広まっていくことで、一人ひとりの良いところや能力が引き出され、お互いに尊重し認め合い、そして共に活躍・成長することができる職場環境や地域の風土づくりを進めることができます。

私たちは、社会全体、全員がバイアスをもっているということをしっかりと認識し、お互いに違いを認めあい、みんなが参加し、その人らしく最大限に能力が発揮できる、ダイバーシティ&インクルージョンが定着した社会にむけて前進していく必要があります。

 

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<参考文献>

・「アンコンシャス・バイアス・マネジメント」(かんき出版)

・「人事マネジメント」〔D&I推進のために知っておきたい「アンコンシャス・バイアス」〕(リクルート)

・「Works(ワークス)」〔組織を蝕む無意識のバイアス〕(ビジネスパブリッシング)

 

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